今日の船は「放棄されたメトロポリス」。
PCHとよく似た間取りの船だ。探索しようと上階へ進むとロボットが襲いかかってきた。逐一戦うのは面倒なので一度全てのロボットを掃討してから入り口に戻って探索開始。
ドクター・ファローのコンピューターを見つけたが、鍵がないと操作できなかった。コンピューターの鍵を探すのを当座の目標として先へ進む。
まずは近くに倒れているウェイロン・スウィフトのスレートを読む。反乱を企てているクルーがいたらしい。しかし他に手がかりがないのでさらに上階へ。ラケル船長が倒れている場所にコンピューターがあり、ログが確認できる。コンピューターのホーム画面がリュウジンのやつだったので、もしかするとリュウジンの船だったのかもしれない(さすがにリュウジンOSみたいなのはないだろう)。
ログのおかげで色々なことがわかった。
ラケルは若い一等航海士だった。オズワルト船長は彼を後継者として育てようとしていたらしいのだが、オズワルト船長の急病によって事態が一変してしまった。突然船長職を引き継ぐことになったラケルは自信がないなりに奮闘していたのだが、そこで反乱の噂が持ち上がる。
反乱を指揮しているのはサイビュールという人物。ログによればかなり問題がありそうなのだが、何らかの手段を講じて他のクルーを味方につけたらしい。サイビュールはラケルが前船長を毒殺したに違いないと主張した。
サイビュールによって医療記録が改ざんされている(のでラケルは無罪だ)と指摘したピーター医師はサイビュールの一味に殺され、ラケル自身も重傷を負った。最後の最後に、ラケルはこの船のロボットとタレットの戦闘抑制装置を解除して息絶えたものらしい。自分を選んでくれた船長の目が正しかったと証明したい気持ちを持って頑張ろうとしていたのにこれではかわいそうだ。
ファロウ博士の鍵はトイレの前の梯子から行けるほうの下層。
コンピューターのログを読むと、前船長の死因としてヒ素中毒の疑いが持たれている。しかし、ラケル船長のログを信じるならばこれはサイビュールに改ざんされた後のデータということだろう。
突如降りかかった重大な役目を頑張って務めようとしていた若者と、そんな若者を敵視したクルーの起こした悲劇だった。船長職って責任が重いし、ただ人に好き放題命令するだけのお気楽な仕事って感じじゃないんだけどなー。はたして、自分よりも上の役職に就かれるのが嫌だったのか、ラケルが前船長に目をかけられているのが気に食わなかったのか、シンプルな嫉妬かそれとも他の何かが原因だったのか、それはサイビュールも死んでしまっているのでもはや真実は確かめようがない。
少なくとも自分は船長が突然代わったらおうち帰るまで事故りませんようにって祈る以外にやることないです。余計なプレッシャーかけたくない。