以前書いた記事。
まーとんでもなく苦労した。結局スキルポイントを4つも費やしてスキャンのレベルを上げ、やっとクリアしたのだが、他のミッションを進めているうちに確定でロシサイトが出るポイントがあることにたまたま気が付いた。
リュウジンの派閥ミッション「重要な決め手」中に必ず向かうことになるカリナイⅢーAの「CMステーションRC-1」。鉱山内部に大きな穴が開いていて、底にロシサイト鉱床がある。もしかするとミッション開始前でもいけるかも?
リュウジンのミッションをやらないって人は自分と同じ苦痛を味わってもらおう。ロシサイトは丘陵にあるらしいので頑張れ!
鉱物の話が出たので、大好きな守田うせきさんの「鉱物願望シリーズ」をご紹介。
ファンタジーな世界を舞台に、人々の出会いや別れを描く物語。少し切なく、寂しいけれど、読んだ後はきっと温かい気持ちになれるとってもお薦めの作品群。キーワードは「死んだら一片の鉱物になるの。」
詩的な雰囲気、ちょっと神秘的な物語が好きな人なら合うかも。自分は鉱石もファンタジーも大好きなので読んでてすごく楽しい。
各話完結型なので気になる人は1話でもいいから読んでみてほしいです!Kindle Unlimitedを利用してる人は無料で読めるので是非是非。
「初空アンバー」
とある廓に拾われ、遊女の青天と出会った白虹。死んだら灰ではなく琥珀になれたらいいのにと望む青天と、人ならざる見た目に苦しんできた白虹、二人に訪れる別れの時。青天の願いの行方は?白虹はこれからどう生きていくのか?初めから別れの予感が強く感じられて切ないけれど、不思議と読後感は爽やか。
「藍晶石砕いて食べた」
2人を見守ってきた猫又の視点から語られる、目の見えない仏師の霜林と、意に反して人間の言葉を喰らってしまう鬼の紅の出会いと別れ。そばにいたいのに、そばにいればいるほど霜林の言葉が失われてしまうつらさ。鬼と人、互いに異形同士がゆえに望まない別れを迎える。何ともやりきれない終わりかたをする。救いがないではないが、頼むから幸せになってくれ。手遅れにならないうちに伝えなきゃいけないこと、あるよね。
「星渡りとアストロフィライトの月」
まさに神話!宇宙をめぐり、鉱物惑星に生命を与えることを使命とする「星渡り」のひとり、テッラが主人公。降り立った星で、かつてこの地に存在した文明を知るセリニに出会う。結果的にこの星を滅ぼしてしまったセリニに、テッラは2人で協力してもう一度この星に生命を吹き込もうと提案する。遠く離れた2人が、星を通して想い合う姿に心が温かくなる。作中に出てくる「夜と呼ばれる鯨が空を泳いでいた」って表現、ものすごく詩的でいい。
「血の色をしたイアスピスの眸を」
親を流行り病で亡くした少年ラズが、魔法使いになる願いを叶えてもらおうと悪魔を召喚する。召喚に応えた悪魔アツールブラウの紹介で「仕立ての魔女」ピスに弟子入りしたラズ。理由はわからないが、ラズは魔法を教わる代わりに毎日1つずつ林檎を食べなければならない。供された林檎の秘密とは?修行の終わりに明かされるピスの胸のうちが切ない。ラズもピスも素敵なんだけど、自分の中では悪魔が一番魅力的だな。
「春はクンツァイトに眠る」
不老不死の魔法使い、「桐ノ葉」のもとに弥生と名乗る青年がやってくる。弥生は泡沫病を患って余命幾ばくもない。泡沫病の特徴は、死んでしまうと身体が泡になって消えてしまうこと。弥生は死んでも何か残るものになりたいので、死後宝石になる魔法を教えてもらいたいと言う。弥生はとにかく明るく、素直に残された生を楽しんでいる姿が桐ノ葉の気持ちを優しく揺り動かす。作中で他の話とリンクしている部分があるので、多分今までの世界はどこかでつながってるんだな、と思った。同時収録の「流れ星とある日」は、桐ノ葉の前日譚になっている。
少しでも興味出たら読んでくださいお願いします🥺もし読んだ方がいらっしゃったら、是非感想とかお聞かせください!