2024/03/08加筆修正&目次作成
「敵の知性」の続き。ついに最終ミッション。
テラーモーフの始まりの地、ロンディニオンでヴェイ・ヴィクティスがしたこととテラーモーフとラザルス・プラントの真実を知ってしまった一行。
ヴェイ・ヴィクティスと対峙する
ヴェイ・ヴィクティスを問いただす
ということで一番怪しいやつに会いに行こう。サブセクション7でヴェイ・ヴィクティスことフランソワ・サノンに疑問をぶつけてみる。開口一番「探していたものは見つかったかね?」。
自分は素性が[外交官]なので、「ごまかすな~」を選ぶ。すると、あっさり自分の仕業であることを認める。[外交官]を持っていない場合は最初しらばっくれる(証拠をつきつければすぐ本当のこと言うけど)。
2周目以降だと、探していたものは見つかったかね?と聞いてくるヴェイ・ヴィクティスに[スターボーン]秘密は知っている、フランソワ。攻撃について真実を語れば、見逃すかもしれないと言うことができ、「いったいどうやって……真実を語るだと?君は……なら聞かせてやろう」と、しらばっくれるところをスキップできる。
恨み
ヴェイ・ヴィクティスは仲間と協力しながらラザルスの花粉の散布・合成方法を模索していた。
かつて行った宇宙港の爆破は、テラーモーフの蔓延とラザルスの秘密を封じるための最適解だったと言う。ラザルスを発見したのは戦争末期。同盟は至るところにスパイを放っていた。もし同盟がラザルスを手に入れれば、UCを攻撃するのに使われていたかもしれない。それを今から非難するのは簡単だが、当時は大発生の原因がわからないまま必要な手を打っただけに過ぎない。それはわかるかも。
そうまでしてUCを守ったヴェイ・ヴィクティスだが、終戦と同時に与えられたのは罪人としての立場と裁きだった。処刑されることが決まったとき、彼は決断した。人生を捧げた見返りにUCが自分を生贄にするというなら、自分しか知らない知識を使って攻撃を企てようと。
計画
全ては物事を正し、自分自身とサノンの家名を持つ娘であるヘイドリアンの人生を奪い返すために仕組まれた復讐劇だった。
まずはカイザーをはじめとするヘイドリアンの研究チームを見つけ、助言者となる。プレイヤーとヘイドリアンたちがテラーモーフの真実を解き明かし、新たな地位が影響力を持ったタイミングで真犯人の名を告げる。
フランソワが用意した「真犯人」とは、ヴェイ・ヴィクティスの頼みでしょっぱなに殺した(自害した)レジナルド・オーラスだった。
これまで起こった事件は全てヴェイ・ヴィクティスが裏で操っていたという。レジナルドは長年にわたりフランソワと協力関係にあったが、結局はタイミングが来たら罪を被るために用意されていただけの男だ。UC(プレイヤー)は指名手配犯のレジナルドをおびき出したと思っているかもしれないが、これも手の内。
戦争犯罪者として逃げ回っていたレジナルドを、フランソワの頼みでプレイヤーが始末する。真犯人がわかったとき、プレイヤーが逃亡生活に終止符を打ち、未然に被害を防いだように見える。実際にフランソワの助けをしていたため、ラザルスやテラーモーフに関わっていた証拠もある。しかもレジナルド本人は死んでいるので死人に口なし。後から異議を申し立てられる心配もない。
危機が訪れ、それに対処すればヘイドリアンは英雄になれる。しかし、あくまでも最終目的はテラーモーフを根絶し、ラザルス・プラントの知識を封印してコロニー連合を守ること。普通に考えたらとんだ人でなしマッチポンプクソ野郎だけど手腕が鮮やかすぎて最早好きになっちゃう。
パーシバルがいくらヴェイ・ヴィクティスでもさすがに地獄からは指揮取れないでしょ~みたいなこと言ってたけど多分こいつ地獄からでも普通にやれるぞ。
英雄は悪役なくして存在しえない。フランソワはその舞台を整えてやっただけ。そして、この件に関わった全員がプレイヤーも含めフランソワのやったことで恩恵を受けるだろう。実際、この件が片付いたら内閣はプレイヤーとヘイドリアンに勲章を授与するつもりだと教えてくれる。
ちなみに、カイザーをプログラムしなおしたのはレジナルド。それでロンディニオン蒸気トンネルの存在を知っていたんだね。
望み
さて、テラーモーフを排除し、ラザルス・プラントの秘密が守られた暁には何千もの命が守られることになるだろう。ヴェイ・ヴィクティスの望みは、そこに自らの命を加えてもらうこと。
レジナルドが絡んでいた証拠は既に内閣に送ったので、あとはプレイヤーがフランソワは関与していないと言うだけでゲーム的には全てが成立する。我々の善行をこれで最後にする必要はない……。マジで用意周到すぎ。
基本はこいつのせいにするかしないかだけの話なんだけど、ヴェイ・ヴィクティスとの会話自体は選択肢が色々ある。でもこの辺のメモがごちゃごちゃしすぎててどれがどの差分かわからなくなってしまった。やはりやったらすぐまとめるべき。
閣議室へ
ヘイドリアンたちと相談する
話を全部聞いたらエレベーターで閣議室に向かう。
内閣に報告する前にヘイドリアンとパーシバルと今回の件について再確認。親父が犯人だったよと言うとやっぱりね、と返すヘイドリアン。親父ひねくれてるわ~だそうです。ひねくれてるってレベルじゃ済まないと思うけどそうだね。
ちなみにヴェイ・ヴィクティスの要望通り真犯人はレジナルド・オーラスだと言うとパーシバルがびっくりする。パーシバルによると、レジナルドは「兵器技術に目がなく、気性の荒い男で裁判を受けずに逃亡したのも全然不思議じゃない男」だったとか。こりゃ罪を着せるのに適任だなぁと思いました。さすが……。
で、肝心のオーラスを連れてきてくれたの?と横からヘイドリアンが尋ねてくるけど、残念ながらとっくに殺してるんですわ。重ねて動機は?と聞かれるのでそれも全然わからない、と答えると、レジナルドはとんでもない労力をかけてるんだし、何か目的があるはずなのにおかしい、と今一つ納得できない様子。でも、パーシバルが「あいつは恨みがましい男だったから」的なことを言って話が終わってしまう。
内閣に報告する
ヘイドリアンたちと最終確認が終わったら内閣に報告。
論点は
①計画的な攻撃だったのか?誰がやったのか?
②ラザルス・プラントの処置はどうする?
③テラーモーフ対策に使うのは?
の大体3つ。
①でヴェイ・ヴィクティスとレジナルド・オーラスのどちらが犯人だったかを決め、②でラザルス・プラントをUC単独または自由恒星同盟の協力を得たうえで掃討もしくは監視するか、③でアセレスと微生物どちらでテラーモーフに対処するか、を選ぶ。
1周目、自分は
①ヴェイ・ヴィクティスのせい
②ラザルス・プラントは自由恒星同盟と協力して掃討
③テラーモーフ対策にはアセレスを使う
を選択。ランダムでアセレスを連れたUC隊員が出現するようになった。
2周目では
①レジナルドのせい
②UC単独で対処
③テラーモーフ対策には細菌を使う
を選択。ヴェイ・ヴィクティスから「予防措置」が受注できるようになった。
大団円?へ
今日からあなたもクラス・ワン
この件を受けてUCにテラーモーフ管理部門ができ、またプレイヤーはUCのクラス・ワンに認定される。名誉市民的なやつね。クラス・ワンになったので、専用邸宅(めちゃくちゃ広くて趣味のいいおうち)をもらえる。
「つくられた遺産」、誰を真犯人にするかでよってヘイドリアンとの最後の会話が変化する。
ヴェイ・ヴィクティスを突き出した場合はやっと過去と決別できそう、と前向きな様子が見られる。一方、レジナルドを突き出した場合はもっとすっきりすると思ったのにそんなでもない、過去と決別できてる気がしない、と後ろ向きなことを言う。この反応だけ見るとヴェイ・ヴィクティスを突き出しておくのが正しいのかもしれない。
ヴェイ・ヴィクティスのゆくえ
犯人として突き出した場合、フランソワはサブセクション7から消える。居室にスレート「犬め」、「ターゲット:イスマイル、カスマー」が置いてあり、前者では自分とUCへの恨み言が、後者では恐らく始末しようと考えていた相手の目撃情報が書かれている。イスマイルが最後に目撃されたのはネオンらしいが、今のところそれらしき人も展開もないのでただ置いてあるだけだろうか。
いや~長かったね!ボリュームたっぷりで面白かった。UCバンガードの一連のミッションも自由恒星レンジャーの一連のミッションも、それぞれコロニー戦争が残したものについて考えさせられる内容だった。
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