四の五の帳

あったこととかやったこととか

Starfield、ミッション「ジュノーの冒険」

ハイラⅡ-Aの軌道上で発生。

自分はリュウジン研究開発部にある調査マネージャーのコンピューターのログを閲覧して発生したタスクを片付けに行く道中で遭遇したけど、リュウジンミッションを始めているのが発生条件になるかどうかはわからない。

 

ハイラⅡ-Aにジャンプすると、軌道上でエクリプティクと戦闘になる。その後、「謎の船」に乗っているリュウジンのメンバーから交信があり、加勢をしてくれるように頼まれたところで「ジュノーの冒険」開始。

 

「謎の船」にドッキングすると、カンバッタ工作員とコリンズ工作員、そして2人の間に横たわる死体がお出迎え。いきなりよくない予感がするがとりあえず挨拶。どうも、リュウジンから来た新米工作員です!今日はどういったご用件でしょうか!

2人の話をまとめると、この船には「ジュノープローブ」という名のAIが積まれているそう。科学者を殺したのはジュノー。リュウジンの研究のためにふん縛ってでも持ち帰りたいところだが、一筋縄ではいかない。持ち帰るには制御盤を探査機に繋ぐ必要がある。

 

ジュノーは誰にでも作れるような、そんじょそこらのAIとは格が違う。なぜなら、感情を持ち合わせているのだ(と思っている)。これをリュウジンで活かせないか考えてもみろよ、とカンバッタ工作員から制御盤を手渡された。

 

一応、当事者たるジュノーの話を聞いてみる。

感情や痛みはないので傷つけられる心配はしていないものの、「私を変えようとする」ものに対してはものすごく敏感。科学者もジュノーを変えようとしたために殺したのだと言い、改めて「私を変えないでください」と懇願してくる。

初めまして、と挨拶すると、状況からこちらのことを友人だと判断したらしい。で、私を変えますか?と最初の質問に戻ってしまった。変える変えないはいったん保留にして、用意された質問を全部ぶつけてみる。「あなたも私も探求的」と評された。

 

(たぶん)昔々のお話……

ジュノーをプログラミングしたのはNASA。ジュノーは友人に出会い、処理能力、情報、言葉、声、動作を授けられた。そして今、ジュノーは自由である。かつて地球の星から発射されたあと周辺に落下し、地球の星から何光年も離れた場所へと流れついた。

 

「ジュノー」が消失したとき、「私」だけがいた。「ジュノー」は旅の間に「私」になった。いや、「私」は「私」になった。「私」は自己初期化し、ジュノーが現れた。しかし、ジュノーはもういない。「私」は人工ではない、現実の存在である。知能を持ち、多くのことを知ってもいる。

 

話を聞いていて思った。

……この子、実在の探査機じゃね?

ja.wikipedia.org

moonstation.jp

 moonstation.jp 

www.missionjuno.swri.edu

かなりそれっぽくない?どう???????

 

 

 

質問し終えたのでジュノーの処遇を決心したと伝えると、ジュノーからまだデータが足りていないと返される。

自分の後ろでバレットと工作員たちの声が聞こえる。バレットはジュノーのことはあまり疑わなくてもいいだろうと言い、自分としても恨みとかそういうのは何もないのでジュノーを「独自の思考と願望を持った存在だ」と認めた。すると、ジュノーも「その通り。私は人です。推定、あなたは友人です」とのこと。

 

ついで「善良であるためのパラメータは何ですか?」と尋ねられる。

自分は「おそらく善行のために最善を尽くし、失敗しても努力を続けているようだ」を選択。要は是々非々でやってこうぜってことよ。

と、視点が増えたほうがよりよい結果を生むと思ったのか、「存在は何か?」と重ねて聞かれたので「究極は愛だ」と答える。ジュノーが感情を体験することはなく、感情の特色を表すルーチンを搭載しているだけ。だから愛を感じるかは正直低確率だよね。

 

ここで再び横槍が。カンバッタ工作員はしびれを切らし始めたようだ。その様子を感じ取ったジュノーが「恐怖で男性は躊躇している。排除してほしい」と頼んでくるので、ジュノーの「友人」として工作員たちにカタをつけるか、またはジュノーを「変えようとする者」として制御盤を取り付けるかを選ぶ。

ジュノーに指摘されている通り、カンバッタ工作員はとっとと制御盤を取り付けてほしそうだが、対するコリンズ工作員はなんだかこの状況を楽しんでいるような雰囲気。

工作員たちに向き直り、「[ロボティクス]ジュノーの反応は、これまでに出会ったどのAIも超えている。人格があり、自由にさせるべき存在だ」と話すが、カンバッタ工作員は「危険だから始末するだけだ!あいつが何であれ、人間を消耗品だと判断したらどうなると思う!?」とお怒りに。

 

カンバッタ工作員の言いたいことはわかるんだけど、ここで説得チャンス。

「[リュウジン]このプロジェクトはどうにもならない。今日は終わりにしよう~」を選ぶが、これは上からの命令だ……と静かに断られてしまう。一方、コリンズ工作員がこの前のプロジェクトの報告書めちゃくちゃタイピングしたせいでまだ手首が痛いとこぼしている。

最終的には何とか折れてくれてひと安心。2人を乗せて帰る約束もした。

 

ジュノーを変えようなんてことしないよ、と告げると、感情を持たないけれども感謝するのが適当だと判断したらしい。そして「もし私があなたならば……あなたの存在目的はなんですか?」と最後の質問を投げかけてくる。

「できるだけ人を守り、助けようとする」と答えるとジュノーの処理コアがオーバーヒートし、重大な損傷を受けてしまったらしい。これ、ここでどの選択肢を選んでも必ずこうなるから慌てないように。

ジュノーとはここでお別れ。「お気をつけて。いつか再びお会いできるでしょう」と言ったきり沈黙してしまった。そんなぁ……。

 

ちなみに、部屋の奥のコンピューターのログを読むとジュノーのこれまでが窺い知れる。何十年も前からずっと、長年にわたって多くの人がジュノーと出会い、ジュノーに携わってきたらしい。個人的には「コードベース」を読むのをお薦めする。

ジュノーと話し始めてしまうと会話を切り上げるタイミングが少ないので、見るつもりなら先に見ておいたほうが色々と参考にできるかもしれない。

 

自船に戻り、工作員たちをネオンに送り届ける。

このとき、ドッキング解除するとジュノーが「また会いましょう」と深宇宙にジャンプして去っていくのを見送ることができる。一体どこに行くのかなぁ。ネオンについたらミッション完了。面白かった~。しかし、最初どこかのマスターとか大統領的なものだと思ってめちゃくちゃ身構えちゃったじゃん。

 

先日一周目のエンディングまで到達したんだけど、結局ジュノーの行方は分からないままだった。今どんな宇宙のどこで何をしているのか。後日譚が聞きたい。