何度宇宙が変わっても(多分)どうしようもない子グランプリ優勝候補の一人、ニューアトランティスのトミー・ビットロウくんをご存じだろうか。
SSNNでインターン中だが、野心家の彼としては彼自身の持つ素晴らしいジャーナリスト力にもっともっと真剣に取り合ってほしい。市井の人々が自分の作品に触れる機会があれば、もっと評価してもらえるはずなんだ!と自信たっぷりなので彼の記事が入ったスレートをほうぼうに配達して代わりに反応を見てきてあげよう。
渡すのはこちらの3人。
ロイス・エルギン(居住地区)
ジョルジュ・サン=ジョルジュ(商業地区。たまに移動してる)
興味本位でスレートを覗くとまあまあひどいことが書いてある。むしろよくインターンに採用してもらえたな。
まずはジョルジュ・サン=ジョルジュから。そういえばシセロと声同じじゃね?スレートを渡すと最初はニュースだ!嬉しい!って感じだったのに、最後のほうでは一行読むごとに脳細胞が死ぬ、紙なら暖炉にくべられるのにデータスレートだから無価値だとブチ切れていた。何かメッセージは?と聞くと「頼むからもう書くな」。
いやーいい滑り出しですね!ジョルジュは別のミッションでお世話になるけど今回はとりあえずニュース渡しただけでこの場を去ることに。
キャサリンはサンクタム・ユニバーサム付近にいる。スレートを渡して読んでもらうが、サンクタム・ユニバーサムに関する記事はとてつもない侮辱だし、中傷記事だし、侮蔑的だし、リサーチ不足だし……とボロカス。「リサーチするか、しないなら何も書かない方がマシよ」とのお言葉をいただく。うちのトミーくんが手間かけてすみません。
ロイスは居住地区にあるパイオニアタワーの下階に入っているレストランで働いている。トミーくんの食レポを読んでもらうと、全くの的外れだし、売ってない食べもののこと書いてるし、味覚も終わってると呆れたご様子。「味覚と脳みそを鍛えろ」とアドバイスをもらった。みなさん辛辣~。
トミーのもとに感想を携えて戻る。みんな感激してたでしょう!と言うので、ここは正直に嫌われていたよと教える。嘘つくこともできるんだけどわざわざ試さなかった。だって、嘘でも褒めたくないし……。
そ、そんなはずは……と虚を突かれた風になるものの、万人に受けるのは難しいしな……いける、いけるぞ!とつぶやいてどっかに行ってしまう。正直あんまり芽がないと思うけどがんばれ。
ていうか、SSNNにバレたらクビぐらいじゃ済まないような。