四の五の帳

あったこととかやったこととか

20240109/ニュースを見ながら

日中はもちろんのこと、特に寝る前は地震関連のニュースを見ないと落ち着かない。今はNHKで深夜帯30分ごとにやるニュースを待っている(今始まった)。新しい情報はほとんど全くと言っていいほどないのだが、少しでも状況が変わっていないか、あるいは誰か助け出されたりしていないか、というのが気になって仕方ない。

 

今日、確かNHK以外の局だったと思うがご家族を亡くされた方がインタビューに答えていらっしゃるのをテレビで見た。絶望そのものといった様子を見ているとあまりに悲しすぎ、何の言葉も浮かんでこなかった。今一体どんなお気持ちを抱いて過ごしていらっしゃるのか、推し量ることさえ憚られる。

他にも、崩れた建物の中で身動きが取れなくなり、2時間ばかり救助を待っていたというご夫婦のお話もあった。ご夫婦は互いに「今までありがとう」などと言い合ったという。私見に過ぎないが「今までありがとう」というような言葉が出るのは本当に最期だと感じたときなんじゃないか?と思う。唐突に起きた災害の中、これから死ぬかもしれないし、今はそれを受け入れざるを得ない非常事態だと、急に覚悟を強いられた気持ちはいかばかりかと思う。

 

今ニュースが終わった。

石川県珠洲市の映像が流れている。向こうは雪だ。

死者の数は日を追うごとに増え、行方不明者もまだまだいる。死者数の中にはインタビューに答えていらっしゃった方の家族も含まれているのだと思うと、のどの奥からこみあげるものがある。死者や行方不明者を表す数字の後ろに人間が隠れていて、その人間の後ろにはさらにその人たちと繋がっていた人間が隠れている。そして、いまだに被害の全容が掴めていないというのだからやるせない。

NHKのニュースでは行方不明者のリストが毎回映される。下は0歳児から、上はご高齢の方まで含まれている。一人でも多く元気で見つかることを祈っている。

 

2時半のニュースが終わり、これを書いている間に3時のニュースの時間が迫ってきた。そろそろ寝なければならないけれど、やはり気持ちは落ち着かないままだね。

テレビの中には雪の積もった屋根が並んでいる。東日本大震災のとき、宮城県に住んでいた友達が寒くて寒くて、余震でいつ崩れるかもわからない恐怖に抗いながら家に戻り必死で服を集めてきて自由に身動きできないほど重ね着をしてもまだ寒くて、他にも同じように着膨れている人たちがいたけどみんな凍えていたと話していたのを思い出す。冬の被災はつらいなと思ったが、よく考えるまでもなくどんな季節でも被災はつらいに決まってるよね。

 

またまとまりもなく、ほとんど不安を書くだけの日記だ。でも考えてることをとりあえず書くと少しだけ楽になる。

 

ちなみに石川県ではさぶろうべいがめっちゃ好きです。あまりにおいしかったんで帰りにさぶろうべいのたれ買って家でさぶろうべいごっこしたもんね。自分が行った店舗は金沢駅からだとレンタカー借りるかバスに乗らないとなかなか行けないような立地にあったんだけど、行ってよかった~!と思った。シンプルな鍋なのになぜかめちゃくちゃおいしいんだよなぁ。おすすめの〆は麺!また食べに行きたい!

saburoubei.jp

 

さて、3時のニュースも終わった。やっぱり新しい情報はなさそうだ。

そろそろ寝ることにします。みんな健やかにあれ。