さて、セダスに1か月以上滞在していた自分だが、他にも長期間滞在した場所がある。ウェイストランドとタムリエルだ。特にウェイストランドが好きだ。ふとした瞬間に心がモハビ砂漠へと帰っていってしまう。……そうだろう？
Starfieldはとても面白いのだがコンセプトがNASAパンクと言うだけのことはあって基本的にみんな真っ当で概ね治安がいい。道を外れさえしなければ危険な目に遭うことが少ないという点ではFallout New Vegasに近いといえるかもしれない。開始早々スローンとかグッドスプリングス北からダッシュしなければいきなりデス様やカサドレスに昇天させられることもないだろ？Starfieldも妙な宙域、妙な施設に入らなければほとんど絡まれない。
あとはほら、FoNVにはキャスさんじゅうななさいがいるけどStarfieldにはサラさん一体おいくつ歳がいるじゃん。
実質スペーサーは宇宙レイダーだし、エクリプティクはタロン社みたいなもんだし、ヴァルーン狂信者はチルドレン・オブ・アトムみたいなもんだろ。さすがに｢頭ねじ切ってオモチャにしてやる！｣とか｢地獄だ、やぁ！｣とか｢ﾉｿﾞﾐｶﾞﾀﾀﾚﾀｰ!｣とかは言わないけど。あとは倒したときに｢うんぬ｣と言うこともないな。
そして自分は今ヌカランの代わりにビッグバンを振り回している。
Falloutは3、NV、4、76とやっていて一番好きなのはNVである。昔家の人がNVについて話してくれたのが手を出したきっかけだ。そのとき聞いたCome Fly With MeとDead Moneyのあらすじが自分を捕えて離さなかった。とても刺激的で、ロマンに満ち溢れたその景色を自分でも見たくなり、10年以上ぶりにゲーム機に触った。話を聞くだけでも楽しかったが、自分でプレイした後は尚更好きになった。ついでに西部劇にも興味を持った。
特にMr.ハウスのルートが好きだ。どうかおまえの夢の翼におれも乗せて行ってくれ！と心の中で叫んでしまう。1人の人間の執念、ただ1つの街に向けた愛の深さだけでも十分すぎるほどロマンチックだ。ディズニーのワンマンズドリームを思い起こすし何ならちょっと涙ぐんでしまう。
NVでは最後紙芝居のように自分のしたことの結果がわかるのもいい。3もNVも、最後のクエストを終えたら本当の本当にゲーム自体が終わる。うまく言葉にはできないけれど、それがとてもいいなあといつも思う。もちろん、4みたいに最後のクエストの後でも将軍や総支配人を続けられるのには別の良さがあるが。
先日家の人がスタボを2人ともボッコボコにしているのを見ていたら、NVとは少し趣が違うけれども紙芝居エンディングのような演出があり、嬉しくなった。自分のエンディングはどうなるのか楽しみ。
なお家の人はリュウジン以外の勢力とかコンパニオン周りとかガン無視してスタボと殴り合ってたのでときメモRTAの思い出アルバムくらい何もなかったよ。
NVの話に戻る。
Mr.ハウス、イエスマン、リージョン、NCRと全てのルートで毎回DLCも含めて周回を重ね、色んな武器やビルドも試しつつ西海岸を満喫してきたが、まだやってないことがある。ハードコアモードだ。雑に言うとちゃんと飯食って水分摂って寝ろモードである。
うろ覚えの話になってしまうが、開発はNVを基本このモードで遊ぶ仕様で作りたかったらしい。しかし親切な誰かが思いとどまらせてくれたようだ。実際基本サバイバルだったら最初の1周すらクリアできていないと思う。家の人に影響され、大人になってから初めて触ったゲームがFoNVで、当時は視点移動すらおぼつかなかったので多分早々に投げていただろう。
まあ何もなくてもCome Fly With Me中にナイトキンの巣に入ったまま迷子になって一回は投げてるんだけどな。そのあとDragon Ageで修練を積んで一からやり直したらちゃんと面白かった。方向音痴が治ったわけじゃないけど、ゲームという媒体そのものにちょっとだけ慣れたんだと思う。
とにもかくにも思い入れの強いゲームなので、もしかしたらまたこういう記事を書くかもしれない。
Starfieldを遊び尽くしたら、それか少し疲れたら、初めてサバイバルでNVを走ってみようと思う。いやー死ぬほど死ぬだろうな。サバイバルは4にもあったけど、4はサンクチュアリ出てからダイヤモンドシティまで補給なさすぎ遠すぎでとてもできる気がしない。あれだけ距離があれば余裕でプリム、ノバック、交易所、前哨基地に相当するロケーションが置けるだろ！って思っちゃうんだよな。
ちなみにコンパニオンはブーン君とワンちゃんでほぼ固定です。
いつもCHAとLUCに全振りしてるんで強いこと強いこと。
こっちが敵を視認する前にしばき倒してくれるので頼もしい。
ブ｢逃がしたか……｣ \ﾁｰﾝ!/
