先週だか先々週だか、世界まる見え！を観ていたときのこと。｢ブラジルの過激すぎるドッキリ｣として紹介された番組がかなりとんでもないことをやっていた。その日観た回は、水を飲もうとするとすごい圧で牛乳が噴き出してくるというものと、鳩の着ぐるみを着たおっちゃんが車の上にフンを模した液体をまき散らすというもの、そしてなんと、トイレで用を足しているときにおっちゃんが天井を塗装し始めるというもの。しかも相手は一般人。
どのドッキリでもターゲットは牛乳まみれの汚れまみれのペンキまみれ。正直誰が相手でもあれだけ思いっきりやられたら半端なくムカつくと思う。実際、仕掛け人のおっちゃんは時々ガチギレしたターゲットに掴みかかられていた。反応を見るにヤラセではなくどうも素でやってるように見えるのだが、服などを汚した件で補償などはあるのだろうか。というか、どんな風にネタばらししてどうやって場を丸く収めるのだろう。
個人的にはモニタリングとかあの手の番組が結構苦手だったんだけど、ほら、そうはいってもすげー勢いで迷惑かけたりはしないわけじゃないですか……。相手が一般人ならなおさらね。見ててそわそわするじゃん。
昔とんねるずのみなさんのおかげでしたでやってた全落オープンなんかは怪我する勢いで人を落とし穴に叩き込むわけですけど、でもやられてるのは芸能人だし(それでも怪我の危険は限りなく少なくしてほしい。確か怪我した人いたよね？細かすぎるものまねのほうだっけ)。
今日ふとあのドッキリのことを思い出し、事後処理をどうしているのかが気になるので検索してみた。が、ブラジルのドッキリ以外に情報がないので困った困った。まずは｢ブラジル どっきり｣で検索するも、同じ回のまる見えを観た人の感想が多い。動画を貼ってくれている人がいたが、決め手に欠ける。
続いては検索結果にあった知恵袋へ。こんなことやるなんてすごいですね～、と貼られたYouTubeの動画が確かにそれっぽいテンション。投稿者はブラジルのテレビ局、SBTになっており一気に信憑性が上がる。
多くの動画のタイトルにつけられている｢Câmeras Escondidas｣で検索するとまあ出てくる出てくる。Câmeraは普通にカメラのことで、Escondidasは｢隠された｣｢こっそりと｣みたいな意味らしい。隠しカメラドッキリってことね。言うほど隠れてないと思うけど。
もう一度｢隠しカメラ｣とテレビ局の名前で検索すると、シルビオ・サントスという司会者がやってる番組内のドッキリコーナーであることが分かった。ちなみにこの人半端ない有名人らしい。タモリみたいな感じだろうか。
チャンネルはこちら。
まる見えで観たやつはこちら
無事たどり着いた。1年くらい前のものらしい。
せっかく見つけたのでもっぺん観てみるが、いや、これにゴーサイン出したやつは一体誰なんだ……と思うほどひどい。人によっては普通に不快だと思うんで無理に観なくていいと思う。自分もヒヤヒヤして笑うどころではなかった。
この動画、最後は仕掛け人に掴みかかるお兄さんをスタッフと思しき人が止めているところで終わるのだが、とても場が収まっているようには見えない。ブラジルでどう受け止められているかはわからないので何とも言えないが、少なくともこの番組と自分では笑いのツボが合わないんだなと思った。全部こんな感じなので好きな人にはたまらないと思う。
自分は世界まる見え！の税関で止められてる人シリーズとラスト20分くらいでやってる実録犯罪ものとか感動的な話のコーナーが大好きです。
